春の花で黄色は?おすすめ12選!春の寄せ植えや花壇をイエローに!

春は色とりどりの花が咲き、明るい気分になる季節です。特に春の花で多いのが、黄色の花。黄色い花を見ると心が弾み、伸びやかになりませんか?

さぁ、春のガーデニングに黄色い花を取り入れましょう。春に咲く黄色い花を「寄せ植えや花壇向け」「庭植えの樹木向け」に分け、12種類紹介します。

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寄せ植えや花壇に植えたい、春の黄色い花

春の寄せ植えや花壇に、黄色い花を取り入れてみましょう。輝くような黄色が、春めいた景色を作ってくれます。

春の黄色い花(1)チューリップ

黄色いチューリップは、春を代表する花。メルヘンな世界を想わせる鮮やかさが魅力です。

チューリップは、花と葉のくっきりとしたコントラストも、春の空によく映えます。花のゆるやかな曲線美も、ならではの魅力ですね。

鮮やかな黄色も美しいのですが、淡い黄色のチューリップを花壇にたっぷり植えると、柔らかな印象になります。穏やかな春の光を感じさせる花壇になりますね。

また、黄色のチューリップだけを植えてもいいですが、紫の花を合わせるのもおすすめです。

黄色と紫色は、いわゆる「補色」の関係です。組み合わせることでお互いを引き立て合い、美しいコントラストが生まれます。

濃い紫だと強い印象になりますが、柔らかい紫色なら優しい印象になりますね。

ちなみに日本ではじめてチューリップが栽培されたのは、新潟だと言われています。現在でも、新潟市が全国1位の出荷量を誇るのだとか。新潟市のサイトによれば……

チューリップの歴史は、中蒲原郡小合村(現 新潟市秋葉区)で小田喜平太がオランダから数万級の球根を輸入し、大正8年(1919年)にこの地で初めて栽培したのが始まりと言われています。

(引用)自慢しよう!新潟市魅力発見サイトガタプラ「日本チューリップ発祥の地

大正時代から日本でチューリップが栽培されていたとは、何だか不思議なかんじです。

新潟県の各地には広大なチューリップ畑があり、150万本もの花が咲く場所も!開花期にはさまざまなイベントが開催されています。春に旅行するなら、ぜひ足を伸ばしてみたいものですね。

(参考)新潟県公式観光情報サイト「新潟のチューリップ」

なお、チューリップの球根の植え方やチューリップの種類などは、別記事で詳しく紹介しています。チューリップを植えるなら、ぜひ参考にしてください。

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春の黄色い花(2)ラナンキュラス

花束やフラワーアレンジメントの切り花として人気のラナンキュラス。早春から苗物が出回ります。

幾重にも重なった繊細な花びらは、ラナンキュラスならではの魅力です。鮮やかな色合いが、花壇や寄せ植えを明るく彩ってくれます。

ラナンキュラスというと、ピンクや紫、赤のイメージを持つ方も多いかもしれません。実はラナンキュラスの別名は「花金鳳花」(ハナキンポウゲ)。キンポウゲの仲間です。

たしかに金色に輝くような色合いと、光沢のある花びらがよく似ています。ラナンキュラスは、もともと黄色がメインのお花なのですね。

ラナンキュラスは成長も旺盛です。花期を迎えると、どんどん花茎を上げて咲き溢れます。

自宅に植えておくと、さっと切り取って飾ることもできます。花が増えすぎて花壇や寄せ植えの鉢が窮屈になっているなら、間引くことにもなり一石二鳥です。

長いガラス瓶に一輪だけさすと、たった一本でも豪華。短く切って低めのフラワーベースにたくさん入れると、可愛い雰囲気になります。

プレゼント用として愛されるラナンキュラスの花。ぜひ花壇や寄せ植えにも、取り入れてみてくださいね。

春の黄色い花(3)カレンデュラ

カレンデュラは冬から春にかけて、黄色やオレンジ色の花を長期間咲かせる花です。

和名では「キンセンカ」といい、「ポットマリーゴールド」という名で売られていることもあります。

カレンデュラの魅力は何と言っても、その鮮やかな色合いです。へら状の葉が茂り、くっきりとした色合いと相まって、華やかな存在感があります。

花付きが良いのも、カレンデュラの魅力です。色あせてきた花茎を切ると、その下からどんどんと次の花芽が上がり、次々と明るいイエローが顔を出します。

カレンデュラは、オレンジ色の花も鮮やかで格別の美しさです。

黄色とオレンジ色は同系色なので、混植すると統一感があり、美しくまとまります。花壇をあ鮮やかな色合いに染めたい場合は、黄色とオレンジ色を混ぜ合わせて植えるのもおすすめです。

なおカレンデュラには、いち早く秋に咲く「冬知らず」という品種もあります。秋に道端で咲く鮮やかな黄色い花を見かけたら、冬知らずかもしれません。

春はもちろん、冬の庭を鮮やかなイエローで染めたいなら、ぜひカレンデュラを植えてみてください。特に冬知らずはこぼれ種でよく増えるので、見ごたえのある風景をつくることができます。

春の黄色い花(4)フリージア

春の切り花として人気のフリージア。原種である黄色いフリージアは、甘い香りも魅力の一つです。

ほっそりとした優雅な花姿が、とても美しい花ですね。

花壇に植えておけば、摘んで花瓶に生けて愉しむこともできます。リビングに飾れば、春の甘い香りがほんのり漂って、幸せな気分になります。

ちなみに、伊豆諸島にある八丈島は、フリージアの一大産地。毎年3月ごろに「フリージアまつり」が開かれ、約35万本ものフリージアを愛でることができます。

摘み立てのフリージアや地元植物で作る、大きな花の絨毯「フリージアインフォラータ」も毎年恒例なのだとか。芳香も漂うのかと思うと、足を運びたくなりますね。

(参考)「八丈島フリージアまつり2018」公式サイト

春の黄色い花(5)パンジー

冬から咲き続けているパンジーは、春も元気です。

パンジーは、園芸店では必ずといっていいほど定番の花。苗の数が豊富にそろっていることも多いので、寄せ植えや花壇にたくさん植えたいときにぴったりの花と言えます。

黄色ばかりを集めても鮮やかですし、白い花と合わせても明るい雰囲気です。紫色のパンジーと合わせると、シックな世界観が生まれます。

パンジーは手がかからず、とても育てやすい花です。黄色といっても、くっきりとした黄色や淡い黄色もあり、フリル咲きのような豪華なパンジーもあります。

ガーデニング初心者でも無理なく育てられるので、ぜひ春の花壇や寄せ植えに取り入れてみてくださいね。

春の黄色い花(6)プリムラ

パンジーと同じく、冬から咲くプリムラも、まだまだ元気。春の花壇や寄せ植えに欠かせない花の一つです。

プリムラにはさまざまな種類があります。鮮やかな黄色いプリムラを植えるなら、ヨーロッパ産の品種を選びましょう。

プリムラ・ジュリアンやプリムラ・ポリアンサは、ヨーロッパ生まれ。まるで絵本の世界のようなポップな色彩が、春の花壇や寄せ植えを明るくしてくれます。

ちなみにプリムラ・ジュリアンとプリムラ・ポリアンサの主な違いは、花びらの大きさ。ジュリアンは小型で可憐、ポリアンサは大きめで豪華です。

詳しい内容については、別記事で紹介しています。プリムラを植えるなら、ぜひ参考にしてくださいね。

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春の黄色い花(7)水仙 (スイセン)

ひと足先に春を感じるには、水仙(スイセン)がおすすめです。

水仙は、春を告げる花として愛されてきた早春の花。いち早く春の到来を感じさせてくれる球根植物の一つです。

長い茎の先に咲く、ややうつむき加減の花は、とても慎ましやか。早春の柔らかな光と風を受け、優しく花びらを揺らす姿も可憐です。

水仙は寒さに強く、早春の雪がちらつく中で咲くことも。早春に咲くことから、水仙は別名で「雪中花」(せっちゅうか)とも呼ばれます。

まだ花の少ない季節。水仙で春を感じると、ますます春の訪れが待ち遠しくなりますね。

水仙は、植えっぱなしで毎年咲いてくれる丈夫な球根植物です。落葉樹の下に咲いておくと、早春の庭をぱっと明るくしてくれます。

ちなみに、別名「鈴蘭水仙」と呼ばれるスノーフレークも、同じ時期に咲きます。葉の雰囲気がよく似ているので、一緒に植えてあげても可愛いですね。

スノーフレークについては、よく似ているスノードロップとの違いと共に、別記事で紹介しています。水仙の雰囲気が好きな方は、ぜひあわせてご覧ください。

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庭木に植えたい、春の黄色い花

庭木に黄色い花を植えておくと、毎年美しい花を咲かせてくれます。大きな木に咲く豪華な黄色や、つるを伸ばして壁面を彩る黄色が、春気分を高めてくれます。

春の黄色い花(8)モッコウバラ

春になると、玄関先や壁面で見事に咲くモッコウバラと出会いませんか?クリーム色のような柔らかな黄色が一面に咲くと、つい足を止めて見てしまう方も多いことでしょう。

バラというと、「育てるのがむずかしい」「管理が大変」というイメージがあります。

ところがモッコウバラは、初心者にも育てやすいバラです。ガーデニング初心者こそ、取り入れてみたい花の一つなんです。

モッコウバラには、一重咲きと八重咲きがありますが、やはり人気は八重咲きの品種。薄黄色の花びらが重なり合って咲くと、とても優しく可愛らしい印象です。

つるがどんどん伸びるので、壁やフェンス、アーチなどを使って、うまく誘引してあげましょう。白い壁を背景にして咲くモッコウバラは、その色合いが際立ちます。

柵をうまく使うと、美しい花が咲く目隠しにもなります。年数を重ねるごとにつるが伸び、咲く花数も増えていきます。花がたくさん咲き溢れると、優雅な黄色のカーテンになりますね。

モッコウバラは常緑です。花の季節が終わっても、その美しいつるや葉を年中楽しめます。

またモッコウバラには、一般的なバラと違って、とげがありません。すべすべとした滑らかなつるもまた、モッコウバラの雰囲気にぴったりです。

春の黄色い花(9)ミモザ

黄色いポンポンのような、愛らしい花をたっぷりつけるミモザ。いち早く春を告げる花として人気です。

常緑高木のミモザは、シンボルツリーとしても人気です。最近では、イタリア発祥の「ミモザの日」も広く知られるようになり、ミモザを植える方も増えてきました。

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自宅にミモザの木があれば、枝を切って花束にしたりリースにしたり。愉しみ方もいろいろです。

たっぷりとした黄色は、無造作に生けるだけでも絵になります。

ちなみにミモザには種類がたくさんあります。シンボルツリーに向くのは、多く出回っており、大きくなるギンヨウアカシアです。

また庭木や鉢植えとして愉しむなら、丸い葉や三角などユニークな葉をもつパールアカシア、三角葉アカシアなどがおすすめです。

おすすめのミモザは、別記事で紹介しています。庭にミモザを植える方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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春の黄色い花(10)山吹(ヤマブキ)

和と洋どちらのテイストにも合う黄色い花をお探しなら、山吹(ヤマブキ)がおすすめです。

ヤマブキは、日本各地に自生する落葉低木です。もちろん庭植えも可能で、和モダンな庭はもちろん、洋風の庭にもしっくりなじみます。

ヤマブキは、バラ科の植物です。イギリスで山吹は“Yellow Rose”(イエロー ローズ/黄色いバラ)と呼ばれているのだとか。

たしかに柔らかな花びらの様子が、バラの雰囲気に似ています。山吹という和を感じさせる名前ながら、洋庭に溶け込むのも納得ですね。

ちなみに山吹には、一重咲きの品種と、八重咲の品種があります。和モダンな庭に、洋のテイストを取り入れたい……という場合は八重咲のヤマブキを植えてみてください。

ふんわりと開く花びらや、くっきりと濃い葉が、まるでバラのよう。和モダンな庭に、美しい景色を作り出してくれます。

春の黄色い花(11)山茱萸(サンシュユ)

サンシュユは、春一番に黄色い花を咲かせる花木です。葉に先駆けて小花が密集して咲き、枝が美しく染まります。

その色は、とても鮮やか。別名「春黄金花」(ハルコガネバナ)と呼ばれるように、黄色というよりまるで黄金色のようです。

花が終わる頃になると、ようやく若葉が芽吹き出します。そして葉をたっぷりと茂らせて、季節は秋へ。秋のお愉しみの一つが、グミ(茱萸)のような真っ赤な果実です。

サンシュユは、春の黄色い花だけではなく、緑の葉と赤い実のコントラストも愉しめる花木です。和庭に植える黄色い花をお探しなら、ぜひチェックしてみてくださいね。

春の黄色い花(12)連翹(レンギョウ)

鮮やかに咲く連翹(レンギョウ)も、春を告げる花の一つです。

レンギョウは、英語で「ゴールデンベル」と呼ばれます。その名の通り、春を迎える頃、鈴のような黄色い花を、たくさんつり下げるように咲きます。

レンギョウは、その咲きっぷりがとても見事!春を迎える頃、濃い黄色の花を一斉に咲かせます。

花がびっしりと咲くので、まわりの空気の色まで変わるかのよう。生垣にレンギョウを植えておくと、豪華な黄色い壁が完成します。

なおレンギョウには、さまざまな種類があります。庭木として植えやすいのは、枝が直立して株立ちになる「シナレンギョウ」です。

枝垂れるように咲く品種もありますので、植える場所や好みに合わせて選んでくださいね。

なお、チューリップ発祥の地として紹介した新潟ですが、実はレンギョウもたくさん植わっているのだとか。新発田市紫雲寺地区は、レンギョウの街。新潟県の公式サイトによれば、

同町では、行政が中心となり、苗木を全戸配布するなど栽培に力を入れてきました。現在では3万本以上の「レンギョウ」が植えられており、春先には各家の庭木や垣根、公園などで黄色い花をつけた姿を見ることができます。

(引用)新潟県公式観光情報サイト「レンギョウ街道【レンギョウの名所】」

3万本以上のレンギョウ!光景を想像しただけで、気持ちが明るくなりませんか?

花期には花が咲き溢れ、約6kmもの両側が黄色に染まるのだとか。「レンギョウ街道」と呼ばれているそうで、とても風情が感じられます。

同地でのレンギョウの花期は、4月上旬から5月中旬。春に新潟へ行くなら、ぜひチューリップやレンギョウを愉しみたいものですね。

番外編:散歩で見に行きたい春の黄色い花

春になれば、他にも黄色い花が咲きます。ぜひお天気のいい日に散歩して、探しに行きたいもの。たとえば菜の花も、春ならではの鮮やかな黄色が美しい花の一つです。

菜の花のまぶしいほどのイエローと素朴な姿には、日本の美を感じます。特に春の小川を背景に咲く菜の花を見ると、清々しい美しさが漂います。

また、桜と同じ時期に咲く菜の花は、桜と一緒に植えられていることもしばしば。優しい黄色と淡いピンク色の組み合わせは、幸せな春気分を運んでくれます。

桜と菜の花、両方を眺めながら過ごす時間。春の喜びをかみしめることのできる大切な時間となりそうです。

そしてもう一つ。春の黄色い花といえば、タンポポもあります。地面近くで咲くタンポポには、健気な美しさが感じられます。

群生している場所を見つけたら、久しぶりにタンポポの花冠を作ってみるのもいいですね。

公園や野原、そして田んぼのあぜ道など、どんな場所でも見つけられるタンポポ。身近に咲く黄色い花を見つけたら、春の始まりを感じて温かい気持ちになりそうです。

まとめ

春は色とりどりの花が登場し、ガーデニングが愉しくなる季節です。庭に明るい花色を溢れさせて、春気分を愉しみたいものです。

寄せ植えや花壇にどんな色の花を植えようか迷ったら、ぜひ黄色い花を取り入れてみてください。黄色は気持ちが弾ませ、元気になる色。きっと春の訪れが、ますますうれしくなるはずです。

なお寄せ植えの作り方については、別記事で紹介しています。ぜひ併せてご覧くださいね。

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