スズランの花言葉には「純粋」「謙虚」のほか、フランス語だと「幸せな再会」といったロマンチックな表現も。清楚な花姿に似つかわしい言葉ばかりですよね。
スズランのブーケを贈るとき、そして自宅に飾るとき。花言葉を知っていたら素敵だと思いませんか?白やピンクの花言葉、フランス語・英語の表現など、スズランの花言葉を集めました。
白いスズランの花言葉
白いスズランの花言葉は次の通りです。
「純粋」「純潔」という花言葉は、まさにすずらんのイメージ通り。フレッシュな緑色の葉から顔をのぞかせる、純白の花。その混じりけのない清らかな美しさ。何色にも染まっていない色から受ける印象にふさわしい花言葉です。
そして「謙虚」の由来は、大きな葉に包まれるようにして花を咲かせるからだそう。スズランの慎み深いさまを表現しているのですね。
ちなみにスズランは別名「君影草」と呼ばれます。葉の陰に隠れるようにして、うつむき加減に咲く姿を捉えた情緒ある名前です。
何よりスズランの花をじっと見てください。一つ一つの花姿が奥ゆかしいと思いませんか?楚々とした風情を漂わせ、静かに祈りを捧げているようにも見えます。
純粋や純潔、そして謙虚。こんな意味を持つすずらんなら、結婚式のウェディングブーケにもぴったりですね。
ピンクのスズランの花言葉
すずらんといえば白のイメージですが、実はピンクもあります。
ピンクになると、こんな花言葉をもつのだそう。
淡い桃色はまるで、乙女が頬を染めたかのような風情。「かわいらしい」「愛らしい」は、お誂え向きの花言葉です。部屋に飾っておくと見るたびに気持ちがほぐれ、穏やかな気持ちになれそうです。
スズランの花言葉、海外はどんな表現?
スズランは海外でも愛される花。特にフランスでは、5月1日は「すずらんの日」。大切な人にスズランを贈る習慣があり、贈られた人に幸せが訪れるという言い伝えがあります。
フランス語や英語の花言葉を調べました。
【フランス語】スズランの花言葉
フランス語だと次の3つの花言葉があります。
・ joie・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・喜び
・ e la joie・・・・・・・・・・・・・・・・・愛する喜び
すずらんが咲くのは凍えるような冬が終わり、光満ちる春が訪れる頃。そのためヨーロッパでは古来、春の訪れを知らせる花として愛されてきました。
だからこそ、花言葉にも幸せや喜びが溢れています。「また会えてうれしい」「いま、私はすごく幸せ」「一緒にいてくれてありがとう」といった幸福感が伝わってくる素敵な花言葉ばかりですよね。
長く会えなかった友だちに、そして大事な人に。スズランの花束を贈るとき、カードにそっと書き添えたくなる表現です。
【英語】スズランの花言葉
英語だと、スズランの花言葉はこんな表現になります。
・ motherhood・・・・・・・・・・・・・・・・母性
「再び幸せが訪れる」はフランス語と同じ。春の訪れを喜ぶ気持ちが伝わってきます。
そして気になるのが「母性」という花言葉。これはスズランの英語からきているのでしょうか?
スズランの英語といえば有名なのが、“lily of the valley”(谷間の百合)。でも実は、
・ Our Lady’s tears・・・・・・・・貴婦人の涙
・ Mary’s tears・・・・・・・・・・・・聖母マリアの涙
という表現もあるのだそう。
スズランが咲くのは4月から6月。ちょうど「母の日」がある期間です。「母性」という花言葉があるなら、母の日のプレゼントにスズランのブーケを贈るのも良さそうですね。
まとめ
今回スズランの花言葉を調べていると、“May bells”(5月の鈴)という呼び名も見つけました。5月に花咲く純白の鈴。花咲く光景が目に浮かび、まるで鈴の音が聞こえてくるかのようです。
スズランの花言葉は、幸せを運んでくれそうなものばかり。大切な人の誕生日や母の日のプレゼントに、そして5月1日の「すずらんの日」に。花言葉を添えて贈れば、お互いに幸せ満ちる経験になりそうです。