チューリップ球根の植え方は?時期や向き、間隔…7つの疑問を解消!

春鮮やかに咲くチューリップは、ガーデニング初心者も育てやすい花です。球根に必要な栄養素が詰まっているため、さほど手間をかけなくても大丈夫。春を迎えると、美しく咲いてくれます。

ところが、いざチューリップの球根を植えようとすると、「植える時期は?間隔は?深さは?」などの素朴な疑問も……。チューリップの植え方にまつわる疑問を7つ取り上げ、解説します。

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チューリップの植え方(1)球根を植える時期は?

チューリップの植え方で気になるのが、まずは植え付け時期です。球根自体は9月ごろから出回りますが、いつ植えれば良いのでしょうか?

チューリップは、いわゆる“秋植え球根”。地域差はありますが、球根を植えるベストシーズンは10~12月です。

目安としては“紅葉シーズン”と覚えておくといいでしょう。遅くとも、年内には植え付けを終えてくださいね。

もしも球根の植え付け時期を逃したら、苗から育てるという手もあります。園芸店にチューリップの苗が出るのを待ちましょう。

開花間近の苗を買えば、ほどなく花が咲きます。球根から育てるのとは、また違った愉しみがありますね。

ちなみに球根を植え付けても、しばらくは芽が出てきません。もうだめなのかと、球根を掘り返したくなるかもしれません。

でも、ご心配なく。土の中ではちゃんと根が伸びています。1月~2月ごろになれば可愛い芽を出すので、気長に待ってくださいね。

なおチューリップの根は、一度とれてしまうと生えてきません。様子が気になるからと、球根を掘り返すことはやめましょう。

チューリップの植え方(2)植える間隔は?

チューリップの植え方では、植える間隔も気になるポイントです。密に植えすぎても窮屈です。かといって、まばらすぎても物足りないですよね。

チューリップを植える間隔は、花壇に植えるか鉢やプランターに植えるかで変わります。それぞれ見てみましょう。

チューリップを植える間隔(1)花壇に植える場合

まずは花壇に植える場合について。あまり窮屈になりすぎないよう、ある程度のびのびと育てるとキレイです。

球根を植える際は、株間を球根2~3個分開けて植えましょう。長さでいえば、10~15cmが目安です。

チューリップを植える間隔(2)鉢やプランターに植える場合

次に、鉢やプランターなどに植える場合について。花壇ほどスペースがないので、やや密植気味に植えるとまとまりが出ます。

球根を植える際、株間は球根1個分開けて植えましょう。長さでいえば、約5cmが目安です。

チューリップの植え方(3)球根を植える向きは?

球根を植えるおおよその位置が決まったら、次に迷うのが植える向きです。どちらを上にすればいいのでしょうか?

チューリップの球根を植える際、気をつけたい「向き」が2つあります。一つずつ見てみましょう。

チューリップを植える向き(1)尖ったほうを上にする

チューリップの球根を植えるときは、「とがった方を上」にしましょう。

チューリップの球根は、にんにくのような形をしています。花茎が出るのが、先のとがったほうです。必ず上下を確認して、揃えて植えてあげましょう。

チューリップを植える向き(2)平らな面を平行にする

もう一つ、チューリップを植えるときに意識したいのが、「平らな面を平行にする」ということです。

球根を上から見てください。実はまん丸ではありません。平らな部分があり、反対側がふくらんでいます。

植えるときには、平らな面が平行になるように植え付けましょう。葉の出方がそろうので重なり合わず、整然と美しく咲きそろいます。

チューリップの植え方(4)植える深さはどれぐらい?

チューリップの植える向きが決まりました。いよいよ植え付けです。次に気になるのが、チューリップの球根を植える深さです。

チューリップを植える深さも、花壇に植えるのか、それとも鉢やプランターなどに植えるかでやや異なります。

チューリップを植える深さ(1)花壇に植える場合

花壇に植える場合は、いわゆる“深植え”です。

目安としては、球根3個分の深さ。違う言い方をすれば、球根2個分(約10cm)の土がかぶるイメージで植えましょう。

植えた後、冬の間にぐんぐんと根を伸ばします。根が張りやすいように、植える前に土を耕してあげてくださいね。

チューリップを植える深さ(2)鉢やプランターに植える場合

鉢やプランターに植える場合は、いわゆる“浅植え”です。球根1個分(約5cm)の土がかぶるイメージで植えましょう。

鉢やプランターの場合、根を伸ばせる深さが限られています。根が伸びるスペースを残すためにも、浅植えにしておくのが基本です。

チューリップの植え方(5)鉢やプランターの置き場所は?

チューリップは、日光が大好きです。鉢やプランターに植えたら、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

もう一つ意識したいのが“寒さ”です。チューリップにとって、冬の寒さは大事な要素。寒さにあたることで、春美しい花を咲かせます。

鉢やプランターに植えた場合、外で育てましょう。雨に当たる場所に置いておけば、水やりの手間も省けます。

ただし晴天が続き、表面の土が乾いている場合は、しっかり水をあげてくださいね。

チューリップの植え方(6)植えた後、水やりは?

チューリップの植え付けが終わったら、春までお世話が始まります。水をたっぷりあげたほうがいいのか、さほど必要ないのか気になりますね。

チューリップは乾燥が苦手です。鉢やプランターに植えた場合は、水やりを忘れないようにしましょう。花壇などに地植えした場合は、基本的に雨任せで大丈夫です。

チューリップの植え方(7)植えた後、肥料は必要?

植えた後、肥料をあげたほうがいいのか、迷いますね。チューリップは芽吹くまでに時間がかかるので、特に気になる方も多いことでしょう。

肥料は特に必要ありません。チューリップは球根の中に、必要な栄養を溜め込んでいるからです。

芽吹きまでやきもきしますが、寒さが緩むとひょこりと芽が顔を出します。初めてのお目見えを愉しみに、心静かに待ちたいものですね。

まとめ

チューリップは、赤や白、黄色をはじめ、清楚なピンクやシックな紫など、花色もさまざま。一重咲きの他、豪華な八重咲や可愛いフリンジ咲きもあります。

チューリップが咲くまでのお世話は、基本的に水やりだけ。球根に栄養が詰まっているので、特に肥料を与える必要はありません。

ただし、チューリップが芽吹きのときを快適に迎えられるよう、土作りは大事。フカフカの園芸用土を使いましょう。球根用の土を使うと、なお理想です。

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