まるで紙細工!ドライも可愛い花かんざし、育て方3つのポイント

繊細な紙細工を想わせる、カサカサとした質感が愛らしい花かんざし。小さな赤紫のつぼみも可愛く「毎年必ず植える!」というファンも多い人気の花の一つです。

冬から春先にかけて次々と花を咲かせるので、さっと摘んで一輪挿しに飾ったり、ドライフラワーにしたり。愉しみ方も色々な花かんざし、魅力や育て方3つのポイントをお伝えします。

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小さな丸い花が可愛い、別名・冬の妖精!

冬の寒空の下、丸くふんわりした花を次々と咲かせる花かんざし。花茎の先についた赤紫のつぼみが開くと、カサカサした白い小花が顔をのぞかせます。

その姿は、まるで紙細工のよう!実際にそっと触れると薄紙のような質感で、カサカサパリパリと音を立てます。

生花でありながら、既にドライフラワーのような花かんざし。小さな白い花が株一面に咲くと、それはもう可愛いのです。

細い茎の上に小花を咲かせる花かんざしは、冬の風を受けるとふわふわと軽やかにそよぎます。

軽やかに揺れる姿から、花かんざしは「冬の妖精」と呼ばれることも。妖精のような清らかさ、そして純粋な乙女の可憐さを想わせる花です。

ドライフラワーにも!花かんざし3つの魅力

花かんざしは、毎年冬になると植える人も多い人気の花の一つです。冬のガーデニングで人気を集める理由は、可愛さだけではありません。花かんざしの3つの魅力をお伝えします。

花かんざしの魅力(1)寒さに強く、花の少ない時期に元気に咲く!

花かんざしの花期は、2月から5月ごろ。春に先駆けて、寒い中で咲き溢れます。つまり冬のガーデニングにピッタリなのです!

次から次へと現れる、赤紫のつぼみ。このつぼみが開いて花の少ない時期に、しかも元気に咲いてくれるとは、なんとありがたいのでしょうか。

花かんざしは可憐な姿に似合わず、冬の寒さを物ともしません。大阪では大寒波が襲来した2月も、健気に咲き続けていました。

寒い時期にもよく枝分かれして、ポンポンと花を咲かせます。夜や天気の悪い日にはつぼみを閉じ、明るくなるとまた花開きます。

赤紫のつぼみが混じった様子も、株一面に花開く様子も。どちらも愛らしく、3か月ほどの間、長く愉しませてくれます。

花かんざしの魅力(2)単植えにも、寄せ植えにも!

花かんざしは、単植でも寄せ植えにも向く花です。冬のガーデニングでは、ぜひお好みで植えてみてください。

(1)単植

花かんざしは繊細な花姿ですが、とにかく次々とよく咲きます。だから鉢に一株だけ単植しても、十分な見ごたえです。

花かんざしの可愛さそのものを愉しみたい方は、ぜひ単植にしてみてください。

(2)寄せ植え

花かんざしは、おとなしく控えめな花でもあるので、寄せ植えにも向きます。メインとなる花より主張することなく、品よく佇んでくれます。

とはいえ、株いっぱいに花を咲かせるので、やはり主役級の華やかさがあります。あれこれ寄せ植えにすると、“何もかも盛り込みすぎた寄せ植え”になってしまうことも。

花かんざしを主役にするなら、合わせる花色をシックなものにしたり、シンプルにグリーンだけにしたり。あまり足しすぎず、作ってみてください。

たとえば、同じく冬のガーデニングに活躍してくれるパンジーやビオラ。シックな花色を合わせると、お互いの魅力が引き立ちます。

シンプルに、ヘデラと合わせても洗練された寄せ植えになります。ヘデラの種類で迷ったら、こちらの記事も参考にしてくださいね。

一年を通して鮮やかなグリーンが美しいアイビー(ヘデラ)は種類が豊富。寄せ植えのあしらいやグランドカバーなどで活躍する、ガーデニングの強い味方...

花かんざしの魅力(3)摘み取った後はドライフラワーに!

花かんざしは、ドライフラワーとしても愉しめます。もともとカサカサしているので、ドライにしても花色や質感が保てるのです。

花かんざしをドライフラワーにするときは、数本切って麻ひもなどで束ね、さかさまに吊るしておきましょう。風通しのよい場所を選ぶのがポイントです。

茎がついた状態でも可愛いですし、花だけでも可愛いですね!カゴに入れておくだけで、インテリアになっておすすめです。

花かんざしの育て方3つのポイント!

花かんざしは寒さに強く、ガーデニング初心者でも育てやすい花の一つです。

とはいっても、愛らしい花を愉しむには知っておきたいことも。花かんざしの育て方を、3つのポイントとしてお伝えします。

花かんざしの育て方(1)乾かし気味でOK!

花かんざしは、乾かし気味で育てましょう。

毎日水やりをする必要はありません。土の表面がからりと乾いたときだけ、たっぷりと水をあげれば大丈夫です。

ただし、水やりの際には一つコツがあります。それは「花をぬらさない」ということ。水にぬれると花が黒ずんでしまい、長持ちしません。

株元を意識して、優しく水を注ぐことが大切です。口の細いジョウロがあると便利ですね。

花かんざしの育て方(2)明るい窓辺か軒下で育てる

花かんざしは乾燥に強い一方で、多湿は苦手です。

地植えすると雨が当たってしまいます。鉢植えにして、日の当たる窓辺や軒下など、雨が当たらない場所で育てましょう。

花かんざしの育て方(3)夏越しはむずかしいので、一年草として扱う

花かんざしは花期も長く、育てるうちに愛着がわきます。来年も……と思ってしまいますが、基本的には一年草扱いです。

花かんざしは、本来は多年草です。ところが夏の高温多湿に耐えるのはむずかしいので、夏越しは困難です。

一年草と割り切って、シーズン中存分にその愛らしさを愉しみましょう。

まとめ

花かんざしは、年が明けて冬が本格化する頃から園芸店に並びます。紙細工のような質感やふわふわとした花姿が可愛く、冬のガーデニングで愉しみたい花の一つです。

紹介した花かんざしの育て方3つのポイントを意識して、大事に育ててあげてくださいね。きっと育てれば育てるほどに、その愛らしさに魅了されるはずです。

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