春植え球根は生長が早く、春に植えると夏には花を咲かせます。寒さ対策も不要なので、ガーデニング初心者にもおすすめです。
春植え球根はカラーやダリア、サンダーソニアなど存在感のある花が多く、夏のガーデニングの主役にぴったり。切り花の愉しみもある、春植え球根のおすすめを5種類紹介します。
春植え球根おすすめ(1)カラー
シンプルでスタイリッシュな花姿が印象的なカラー。モダンな切り花として、清楚なウェディングブーケの花材としても人気です。
球根の植え付けに適しているのは3月~4月です。6月~7月ごろにかけて開花します。
カラーには「畑地性」と「湿地性」の2つのタイプがあります。園芸では、花色が豊富な畑地性のカラーが主流です。
畑地性のカラーは、高温多湿が得意ではありません。鉢植えにして、夏は涼しい場所に移動させてください。雨が続く場合も、軒下に入れてあげてくださいね。
環境さえあえば、カラーはとても丈夫に育ちます。植えっぱなしでも3年くらいは毎年花を咲かせてくれます。
代表的な白以外にも、黄色やピンクなどのカラーもあります。黄色いカラーは、夏らしい一鉢として活躍してくれますね。
球根/ハイブリッドカラー:フローレックスゴールド(黄)1球入り
鮮やかなイエローとグリーン。そのくっきりとしたコントラストが、夏の訪れを知らせてくれます。
カラーには、都会的な色展開が魅力の「キャプテンシリーズ」もあります。
鮮やかな花色といい、気品を感じる花型といい、とても美しいカラーですね!
キャプテンシリーズは1球から10本前後の花が上がるので、たくさん咲いたら切り花にして愉しむこともできます。
カラーには、シックな濃紫の品種もあります。ツヤツヤとした質感とあいまって、ひときわ優雅です。ブーケのアクセントにもなりますね。
なお、カラーを切り花にする場合は、花茎だけを切り取りましょう。長く愉しむには、葉を残してあげることがポイントです。
春植え球根おすすめ(2)サンダーソニア
サンダーソニアは、華奢で上品な茎に、可愛い花が鈴なりに咲く春植え球根植物です。花の形がとてもユニーク!ランタンのような、ベルのような。そして提灯のようにも見えますね。
球根の植え付けに適しているのは3月~5月です。6月~7月ごろにかけて開花します。
サンダーソニアの魅力は、夏らしいレモンイエローやオレンジの花色です。草姿も繊細で、切り花としても人気を集めています。
時間差で下から上へと咲き進むため、ぜひ長く愉しんでくださいね。開花後はドライフラワーにするのもおすすめ。色鮮やかに仕上がり、しなやかな草姿も趣があります。
なお過湿に弱いので、梅雨の長雨は負担になります。できれば鉢植えにしておきましょう。
逆に乾燥には強いため、さほど水やりをする必要はありません。土の表面が乾いたら水をあげてくださいね。
春植え球根おすすめ(3)ダリア
ダリアは、あでやかな花姿と豊富な花色が人気の春植え球根植物です。花期も長く、夏のガーデニングの主役にぴったりです。
球根の植え付けに適しているのは、4月~6月です。6月中旬から咲き始め、真夏のお休みを挟んだ後、11月ごろまで咲き続けます。
ダリアの魅力は、何といっても色が豊富なこと。赤やピンクをはじめ、黄色やオレンジ、白や紫などがそろい、好みの色を選ぶ愉しさがあります。
花のサイズも豊富です。直径30cmにも及ぶ豪華で力強い大輪種から、3cmほどの可憐な小輪種まであります。
咲き姿も、シンプルな一重咲きの他、ぱっと目を惹くデコラティブ咲きや、花がボール状になるポンポン咲きもあります。
ダリアは、夏のガーデニングでは欠かせない花の一つです。春に球根を植えておけば、開花までの時間も含めて愉しむことができますね。
春植え球根おすすめ(4)グラジオラス
グラジオラスは、すらりと伸びた花茎にカラフルな花を咲かせる春植え球根植物です。高さもあり、連なって咲く花姿もゴージャスで、夏花壇の主役として活躍してくれます。
花の大和 日本で生まれたグラジオラス 調和 10球 イエロー|ガーデン 花・野菜…
球根の植え付けに適しているのは4月~7月です。6月~10月ごろにかけて次々と咲き上がり、長く開花します。
春に植え付ける球根は、夏咲きグラジオラスと呼ばれます。品種が豊富で、花色や咲き姿、草丈もさまざまです。
鮮やかな印象のあるグラジオラスですが、こんな風に清楚な白花を咲かせる品種もあります。
こちらの「ラッフルシリーズ」は、花びらの縁に縁にフリルが入る「ラッフル咲き」。花姿には気品と優雅さがあります。
グリーンとのコントラストも美しく、花壇やコンテナはもちろん、切り花として飾っても華やかですね。
春植え球根おすすめ(5)リアトリス
リアトリスは、まるでしっぽのようなフワフワ感が愛らしい春植え球根植物です。
球根の植え付けに適しているのは、4月~5月です。6月~9月ごろにかけて、細い花茎の先にアザミのような小さな花をたくさん咲かせます。
花色は一般的な紫の他、ピンクや白などもあります。混植しても、可愛い雰囲気になります。
リアトリスは、植えっぱなしで増えていくのも魅力です。群生させるとフワフワとした花穂が揺れ、とても見ごたえがあります。
鮮やかな花が多い中、リアトリスは素朴な魅力をもつ花の一つです。大切な庭を、ナチュラルな雰囲気に仕上げてくれそうですね。
まとめ
球根は自分で花を咲かせるための栄養分をたっぷり蓄えています。育てやすく失敗がないので、ガーデニング初心者にもおすすめです。
夏の庭をイメージして、花壇や鉢にとっておきの春植え球根を仕込んでおきましょう。夏のガーデニングが、ますます愉しみになるはずです。