ふんわり小花が可憐!冬の寄せ植えを調和させる「白い花」3選

冬の寄せ植えの主役といえば、色鮮やかなパンジーやビオラ、ガーデンシクラメンが代表的です。でも主役級の花だけでは何だかまとまらない、平面的で気になる……と感じたら、ふんわり可愛い白い小花を寄せ植えにするのがおすすめです。

寒さに強く、冬の寄せ植えに向く白い小花が、ガーデニング初心者でも育てやすいスイートアリッサムとノースポール、バコパです。それぞれの魅力や寄せ植えでの活用法、育て方のワンポイントをお伝えします。

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白い小花は、冬の寄せ植えの名脇役です

冬は芝生も休眠期に入り、青々としていた庭が次第に白みを帯びる季節です。秋は燃えるような紅葉を見せてくれた落葉樹の葉が散りゆくさまは、本格的な冬の到来を感じさせますね。

冬枯れの庭も風趣に富みますが、やはり色味があるほうが庭に明るさが出ます。冬の寄せ植えを加えることで、カラフルで楽しい世界観を作りたいものですね。

寒さに強くて色鮮やか、ガーデニング初心者にもおすすめの冬の花といえば、パンジーやビオラ、ガーデンシクラメンが代表格です。

冬に寄せ植えを作るなら、寒さに強い花を選ぶことがポイント。ガーデニング初心者でも育てやすいパンジーとビオラ、ガーデンシクラメンの3種がおすす...

ただし主役級の花ばかりを集めてみると、まとまりが出ないことも。高さが一様になり、平面的になってしまう……というのも、よくあるパターンです。

そこで名脇役として活躍してくれるのが、どんな色にも寄り添う白い小花たち。

ぜひ白く清楚な花たちで、主役たちの間を埋めてみてください。白い小花が全体を調和させ、ふんわりと可愛いボリューム感を出してくれます。

何より、澄んだ冬空で凛と咲く白い小花は清楚さがあり、華やかな色合いと肩を並べるほどの輝きを見せてくれます。

冬の寄せ植えの脇役に白い花を使うなら、寒さに強く、草丈が高くなりすぎない花を選ぶことがポイント。そこでおすすめなのが、次の3つです。

  • スイートアリッサム
  • ノースポール
  • バコパ

どれも小さく清楚ながら、存在感のある花ばかり。何より冬の寄せ植えには欠かせない「寒さに強い」という特長があり、ガーデニング初心者にもぴったりです。

それぞれの花について、魅力や寄せ植えでの生かし方をお伝えします。

冬の寄せ植えにおすすめの白い小花(1)スイートアリッサム

スイートアリッサムは、小さく可憐な花を、まるで毬のようにこんもり咲かせる花です。

寒さに強く、園芸店に行けばお手頃な価格で売られています。ガーデニング初心者でも安心して使える、おすすめの花です。

スイートアリッサムの魅力は、なんといっても清楚で可憐な姿です。小さく愛らしい花を密集させてつけ、控えめな存在感が寄せ植えを洗練させてくれます。

また“スイート”という名の通り、花開くと甘い香りを放つのも魅力の一つ。お手入れしようと近づいたときにスイートアリッサムに近づくと、ほのかに香り立ち、優しい気持ちにさせてくれます。

パンジーやビオラと相性が良く、寄せ植えに加えることで立体感を出してくれます。ガーデニング初心者でも、ぜひとも気軽に使ってみたいお花です。

ただしパンジーやビオラと一緒に寄せ植えにするなら、スイートアリッサムを手前にしましょう。

スイートアリッサムはある程度の大きさになると、その後は地を這うようにして茎をのばします。鉢やコンテナを枝垂れるようにして植えておくと、動きが出て可愛く仕上がります。

たとえばこちらは、12月に植え付けたスイートアリッサムの1月下旬の様子です。

寒さの中でも少しずつ枝を伸ばし、こんもりと愛らしい姿になってきました。これ以上は上に伸びず、そろそろ枝垂れてくれそうな状態です。

春が近づけば、ますます白い花をたくさん咲かせます。冬の寄せ植えを明るく彩る花として、ぜひ“白い絨毯”のような美しさを愉しんでみてください。

なお、スイートアリッサムの魅力や、その可愛さを冬の寄せ植えで生かす方法については、別記事で詳しくお伝えしています。ぜひ参考にしてくださいね。

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冬の寄せ植えにおすすめの白い小花(2)ノースポール

ノースポールは、小型のマーガレットを思わせる愛らしさが印象的なキク科の花です。冬に咲くことから、和名では「カンシロギク」(寒白菊)と呼ばれています。

中心の鮮やかな黄色と、花びらの純白。そのくっきりとしたコントラストが美しく、ノースポールは冬のガーデニングではおなじみの花の一つです。

ノースポールの魅力は、花つきの良さです。愛しみながら育てるうちに花がどんどん増え、次第に株全体を覆うように。密に咲く花が、冬の寄せ植えを純白で彩ってくれます。

実はこのたっぷりとした白さこそが、「ノースポール」(北極)という名前の由来だとか。花の白さが銀世界の大地を連想させるとは、とても風情をかんじさせる名前ですね。

濃い緑の茎や葉が、冬空を鮮やかに彩ってくれるのも、ノースポールの魅力です。

ノースポールの葉は、まるで春菊を思わせるような切れ込みが入っており、シャープな印象です。たっぷりと葉を茂らせながら広がるさまも、冬の寄せ植えにボリューム感を出してくれます。

純白と鮮やかなイエロー、そして瑞々しいグリーン。このコントラストを冬の寄せ植えでシンプルに生かすなら、黄色のパンジーやビオラと合わせるといいですね。

冬の寄せ植えにおすすめの白い小花(3)バコパ

バコパは別名「ステラ」とも呼ばれ、シンプルで可愛い形の花をつけます。

地面を這うように育つので、寄せ植えの端に植えつけやすく、冬の寄せ植えに変化をつけたいときに取り入れたい花の一つです。

バコパの魅力は、苺の花を思わせる、小さく愛らしい花の形です。

そのシンプルな花姿は、小花が密に咲くスイートアリッサムや、くっきりとしたコントラストが美しいノースポールとは異なる魅力を持っています。

冬空の下、けなげに咲く姿。白という潔さもあり、思わず見とれてしまう美しさです。

紫のパンジーやビオラと合わせると、シックで落ち着いた雰囲気の寄せ植えに。銀白色のシルバーリーフを合わせると、よりモダンな雰囲気になります。

銀白色の葉色が、冬の寒さの中でよく映えるシルバーリーフ。どんな色の花とも馴染みやすく、それでいて個性的な葉をもつシルバーリーフは、冬の寄せ植...

愛らしい雰囲気にするならば、ピンクのパンジーと合わせてみてください。穏やかな色調と、花びらがふわりと開く雰囲気が、春を予感させる柔らかな空気を醸し出します。

また、柔らかく枝垂れるように育つのも、バコパの魅力です。

寄せ植えの端に植えつけると、鉢の縁からこぼれるような花を咲かせ、冬の寄せ植えに柔らかな印象を添えてくれます。

冬のガーデニングを成功させるには?

今回紹介したスイートアリッサムとノースポール、バコパの3種は、寒さに強く育てやすい花ばかりです。

ただし元気に育てるには、覚えておきたいポイントがあります。一つずつ見てみましょう。

1. 水やりは控えめで大丈夫です

お花を見ると、ついこまめに水をあげたくなりますよね。でも、スイートアリッサムとノースポール、バコパの3種は、さほど頻繁に水をあげる必要はありません。

イメージとしては「乾かし気味で育てる」という感覚で大丈夫です。

特にスイートアリッサムとノースポールの場合、水をやりすぎると蒸れてしまい、灰色かび病の原因にもなります。

灰色かび病はその名の通り、植物に灰色のかびがつく病気です。一度病気にかかった部分は、残念ながら治療できません。

繁殖力が強く周辺にも広まってしまうので、見つけたらすぐさま病気の部分を取り除いてあげてくださいね。その後は殺虫剤をまいて、拡大を防ぐ手立てをとっておくことをおすすめします。

私自身、実はノースポールに水をあげすぎて、灰色かび病になったことがあります。雨の日が続き、水分過多になったことが原因でした。

もしも屋外に置いている場合、雨が続くときは軒下に入れてあげてくださいね。

2. スイートアリッサムの植え替えは素早く終えましょう

スイートアリッサムの根はとても繊細です。植え替えは素早く終えましょう。

育苗ポットから出したらすぐに、植え付けてあげることが大切です。根の周りについている土を払わず、そのまま一緒に使ってあげましょう。

実はスイートアリッサムの植え付けも、私自身かつて失敗した経験があります。

寄せ植え鉢への配置を決めた後、育苗ポットからスイートアリッサムを取り出し、さぁ植えよう……と思ったときに、配置を迷ってしまったのです。

ポットから出た状態のスイートアリッサムを持ち、移動させながら配置を考えている間に、土が降り落ちて、根が露出してしまっていました。

寒さもあり、その間に根を傷めたようで……。その後、園芸店の方のアドバイスを聞いて一度乾かし切りましたが、その苗は残念ながら回復しませんでした。

スイートアリッサムの植え付けは、絶対に「素早く」です。根を守ってあげる感覚で、植え付けてあげてくださいね。

まとめ

清楚で美しい白は、鮮やかな色を引き立て、冬景色ともマッチします。冬の寄せ植えを調和させる名脇役として、存分に活用したいものですね。

スイートアリッサムとバコパは、こぼれるように咲く姿も魅力です。ハンギングバスケットや高さのある鉢などを選び、垂れるように植え付けてみてください。優美な花姿が愉しめておすすめです。