夏のシェードガーデンに!麗しい葉を広げる人気ギボウシ13種類!

ギボウシは、多彩な葉色や形、質感などの魅力をもつカラーリーフです。洋風と和風どちらの雰囲気にもなじみ、その存在感で日陰の庭を明るく彩ってくれます。

種類豊富なギボウシは、「大型・中型・小型」に分類されます。植えたい場所や用途に合わせて選べるよう、サイズ別に人気ギボウシ13種類を紹介します。

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

ギボウシは多彩な魅力をもつカラーリーフ!

ギボウシの魅力は、何と言っても葉の美しさです。

色は、個性的なブルー系や、ナチュラルな美しさをもつグリーン系、華やかなイエロー系などさまざま。暗くなりがちなシェードガーデンを明るくしてくれます。

また葉の形も多彩です。たとえば存在感のある大きな葉や、丸みを帯びた愛らしい葉、すっと伸びたシャープな印象の葉など。組み合わることでシェードガーデンにリズムが生まれます。

葉が注目されるギボウシですが、紫や白などの可憐な花を咲かせます。品種によっては芳香を漂わせるものもあり、季節ならではの愉しみです。

なおギボウシは、海外では学名の「ホスタ」と呼ばれています。アメリカでも人気があり、毎年優れた品種に「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」という賞が、アメリカホスタ協会から贈られます。

バリエーション豊富なギボウシの中から、人気13種を選びました。大型・中型・小型の順に紹介します。

インパクト十分の「大型」ギボウシ

大型ギボウシは、葉の長さがおよそ30cmにも及ぶ品種です。一株植えるだけでもインパクトがあり、ダイナミックな姿には圧倒的な存在感があります。

世界に誇る日本生まれのギボウシ「寒河江(サガエ)」をはじめ、大型ギボウシ6種類を紹介します。

ギボウシの種類(1) 寒河江(サガエ)

寒河江(サガエ)は、山形県寒河江市で生み出された品種です。世界的に有名な品種で、2000年に「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。


ギボウシ(ホスタ) サガエ

サガエの魅力は、整った美しさです。その葉姿は、豪快かつ繊細。葉のふちは優美に波打ち、クリーム色の斑が明るく彩ります。

ダイナミックに立ち上がる姿も、サガエの魅力です。全体のバランスがとれて、気品が溢れます。

初夏になると薄ラベンダーの花を咲かせ、さらに優美な雰囲気です。日本のみならず、海外にも愛好家が多いのもうなずけますね。

ギボウシの種類(2)パトリオット

パトリオットは、1997年の「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」に輝いたギボウシです。白い斑入りの代表格として、根強い人気を誇ります。


ギボウシ・パトリオット 15cmポット ぎぼうし 苗木 植木 苗 庭木 生け垣 下草・グランドカバー(お得なセット販売もございます)

パトリオットの魅力は、何と言ってもその明るさ。鮮やかな緑とくっきりとした白のコントラストが、日陰の庭を明るくしてくれます。

成長スピードも早く、しっかりと大株に育ちます。初夏に咲く薄ラベンダー色の花も、華やかさを添えてくれます。

ギボウシの種類(3)キンセイ(金星)

キンセイは、古くからあるギボウシです。大きな葉に明るい色の斑が大胆に入り、その美しさが根強い人気を集めています。


ギボウシ(ホスタ) 金星(キンセイ・キンボシ)

キンセイが特に美しいのが、春の芽吹きの時期です。緑の葉には光沢が出て、黄色の斑がさらに鮮やかになり、見惚れる美しさです。

キンセイは、育てやすさも人気の秘密です。どんどん成長するため大株に仕立てやすく、シェードガーデンで目立つ存在になります。

ギボウシの種類(4)フランシス・ウィリアムズ

フランシス・ウィリアムズも、大型ギボウシの定番種の一つ。青みのある葉に入る、ライムグリーンの斑が見事です。


ギボウシ(ホスタ) フランシスウイリアムズ

葉がとにかく大きく、何と40cmほど!表面は柔らかな凹凸のような質感で、存在感は抜群です。

とはいえ、決して色が主張しすぎるわけではありません。シェードガーデンで映える品のある鮮やかさも、人気を誇る理由の一つです。

初夏に咲く花は、清楚な白。やや薄紫を想わせる色調もあり、上品な印象です。

ギボウシの種類(5)マルハタマノカンザシ

マルハタマノカンザシは、まるでテッポウユリのような大きな白花を咲かせるギボウシです。花からは上品な芳香が漂います。


ギボウシ(ホスタ) 丸葉タマノカンザシ

マルハタマノカンザシは、葉にも独自の美しさがあります。その名の通り丸みを帯び、光沢のある若緑色が日陰でよく映えます。

ギボウシといえば、葉が鑑賞の中心になることが大半です。でも花も愉しみたい……という方には、マルハタマノカンザシはおすすめです。

ギボウシの種類(6)ブルーエンジェル

ブルーエンジェルも、大型ギボウシを代表する品種の一つです。その名の通り、青みがかった葉が美しいですね。


ホスタ(ギボウシ) ‘ブルー エンジェル’苗 1株(根株)

ブルーエンジェルの特長は、何と言ってもその大きさ!威風堂々たる姿は、かなりのインパクトがあります。

葉が溢れるように茂り、株全体も大きく成長するため、植える際には、かなり広いスペースを確保しておきましょう。

逆を言えば、「存在感のあるギボウシを植えたい!」という方には、うってつけのギボウシです。他の植物とのサイズのコントラストは、ガーデンにメリハリをつけてくれます。

庭のアクセントになる「中型」ギボウシ

続いて、中型のギボウシを見てみましょう。中型は、「葉の大きさが約20cm」というのが目安です。

大型ほどのインパクトは必要ないけれど、シェードガーデンのアクセントとして活躍してほしい、グランドカバーにしたい……。そんな場合は、中型種の中から選んでみてくださいね。

ブルー系ギボウシの定番「ハルシオン」をはじめ、4種紹介します。

ギボウシの種類(7)ハルシオン

ハルシオンは、中型ブルー系ギボウシの代表種です。ハルシオンから多くの品種が生まれていて、交配種としても有名です。


ギボウシ・ホスタ「ハルシオン」【6号・18cmポット苗】/ガーデニング/園芸/花…

ブルー系といっても、その色味はグレーがかった青緑。マットで滑らかな質感です。初夏になると、やや薄ラベンダーがかった白花を咲かせます。

シェードガーデンで使うなら、鮮やかなグリーン系や、明るい斑入りと組み合わせてみてください。コントラストの美しい光景になります。

ギボウシの種類(8)ブルーアイボリー

その名の通り、葉色が「ブルー×アイボリー」のギボウシです。葉の青緑と斑のアイボリーのコントラストが、たまらなく美しい品種です。


ギボウシ(ホスタ) ブルーアイボリー

ブルーアイボリーの魅力は、周囲をぱっと明るく照らすような存在感です。斑が広く入っており、日陰の庭でまぶしいほどの存在感を放ってくれます。

初夏になって咲かせるピンクがかった白花も愉しみの一つ。日陰に明るい葉色を……という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ギボウシの種類(9)フレグラントブーケ

フレグラントブーケは、1998年の「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」受賞品種です。その名の通り花には芳香があり、花期ならではの愉しみを作ってくれます。


ギボウシ(ホスタ)・フレグラントブーケ 10.5cmポット

もちろんフレグラントブーケの魅力は、花だけではありません。

パウダーがかったライムグリーンの葉色には気品があり、日陰の庭を品良く照らしてくれます。クリーム色の斑も清楚です。

初夏に咲く花は、薄ラベンダー色を帯びた白花です。ユリのような花を咲かせて、甘く柔らかな香りを漂わせます。

フレグラントブーケは愛好家の多い品種です。花の香りが良いギボウシを育てたいなら、ぜひお試しくださいね。

ギボウシの種類(10)スジギボウシ

スジギボウシは細葉タイプのギボウシです。その名の通り、葉に入る白やクリーム色のすじ模様が特長です。細長い葉がちぢれたように伸びる葉姿も印象的ですね。


スジギボウシ3.5号ポット28株セット

スジギボウシはこんもりと茂るタイプではなく、下部が勢いよく広がるギボウシです。シェードガーデンの下草として、グランドカバーにおすすめです。

初夏になると、紫がかった白花を咲かせます。白いすじ模様ともよく合い、バランスのとれた美しい世界観です。

花壇の縁や鉢植え向きの「小型」ギボウシ

花壇の縁どりにしたい、鉢植えでコンパクトに愉しみたい……そんなギボウシをお探しなら、小型種がおすすめです。

葉色の変化が愉しめる「ジューン」をはじめ、小型ギボウシを3種紹介します。

ギボウシの種類(11)ジューン

ジューンは、2001年の「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた人気種です。葉色が四季折々に変化し、季節感を演出してくれるのが魅力です。


ギボウシ(ホスタ) ジューン

ジューンが芽吹くときは、鮮やかな黄金色。まるで太陽の柔らかな光を表現しているかのよう。

夏に向けては全体が青みを帯び、秋になれば穏やかな黄色へと変化します。夏には薄ラベンダー色の花も咲かせます。

芽吹きの春から陽光まぶしい夏、そして紅葉の季節・秋へ。ジューンは、季節の移ろいが感じられる貴重なギボウシです。

ギボウシの種類(12)ゴールデンティアラ

ゴールデンティアラは、小型ギボウシの定番です。葉数が順調に増えてよく育つため、グランドカバーとしても人気です。


ギボウシ(ホスタ) ゴールデンティアラ

ゴールデンティアラは、葉の美しさが際立つギボウシです。丸みを帯びた葉形がとても愛らしく、爽やかで品のある葉色や美しい黄色の斑も魅力です。

凛とした姿は周囲の植物と調和して、ガーデンをうまくまとめ上げます。初夏には薄ラベンダー色の花も咲き、上品な華やかさを添えてくれます。

ギボウシの種類(13)ブルーマウスイヤー

ブルーマウスイヤーは、2008年の「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた人気品種です。名前の通り“ねずみの耳”のような葉が愛らしいギボウシです。


ギボウシ(ホスタ) ブルーマウスイヤー

青みがかかった葉は小さく、ころりとした丸さはまさに“ブルーマウスイヤー”。葉が密生しながら広がり、凝縮した世界観が生まれます。

小さな葉からは想像できないような、豪華な花を咲かせるのもブルーマウスイヤーの魅力の一つ。

ガーデンに植えてもいいのですが、コンパクトサイズなので鉢植えもおすすめ。厚みのある愛らしい葉も、そして大輪の花も、じっくりと愛でることができます。

まとめ

おすすめギボウシを13種紹介しました。植えたいなと思えるギボウシは見つかったでしょうか?

実は他にも魅力的なギボウシはたくさんあります。ぜひおぎはら植物園さんをチェックしてみてください。

目移りするほどギボウシがたくさん用意されていて、迷うのもまた幸せな時間です。届く苗は質が良く、梱包も丁寧でおすすめのお店です。

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 夏のシェードガーデンに!麗しい葉を広げる人気ギボウシ13種類! 私が参考にさせて頂いた記事の一つです。 […]

    • text より:

      はじめまして。
      せっかくコメントいただきながら、確認が遅くなり失礼いたしました。
      参考にしてくださっているとのことで、とてもうれしいです。
      ありがとうございます!